• 株式会社樋江井商店 ソフトウェアベンダー依存の業務システムから脱却。s-flowによる業務効率化とDX化を推進する。

    業種:化学薬品の製造・販売

    お話を伺った方:吉川剛史様

  • 株式会社樋江井商店
    貴社の事業について教えていただけますか?

    樋江井商店は、1947年に創業した化学薬品製造販売を行う老舗企業です。ものづくりの原点である品質に重点を置き、化学工業薬品の小分け製造業務を行っています。
    自動車関連企業や製造業など多くの企業を顧客とし、塩酸や硫酸、硝酸、液体水酸化ナトリウムなどさまざまな化学薬品を製造・販売している他、無機薬品の希釈・混合・溶解といった要望に応じ、小ロットの受託生産にも対応しています。

1. 導入前の課題

・スクラッチ開発したシステム会社が廃業し、保守・運用が困難になった
・属人化・ブラックボックス化している

2. 選定の理由

・細かい単価設定ができ、価格改定に対応している
・クラウドサービスなので、ハードウェアなどの初期コストがかからない
・手厚いサポートで安心して使用できる

3. 導入の効果

・Excelライクな操作画面で教育などをせずに運用できている
・頻繁に発生する価格改定に簡単に対応できている
・データをビジネス活用するための基盤が整った

1.導入前の課題

  • 「s-flow」導入前はどんな困りごとがありましたか?

    これまでは、個人のエンジニアに依頼してフルスクラッチ開発した業務システムを使っていました。私たちの業務に合わせた設計で使い勝手が良く、障害や要望にも柔軟に対応できるため、とても重宝していましたが、エンジニアの廃業に伴って運用や保守が対応できなくなるため、他のシステムに移行しなければならなくなりました。

    業務システムの開発や運用、保守が属人化・ブラックボックス化しているシステムの場合、システム全体を解析し、運用・保守できる人員を確保しなければなりません。しかしそれには膨大な時間や工数、コストが生じてしまいます。またシステムを延命したとしても、障害発生時の対応は難しく、最悪のケースでは業務停止のリスクもあったのです。


2.選定の理由

  •                  
    「s-flow」を採用いただいた理由は何ですか?
                   

    そうしたリスクを減らすには、同様の機能を持つシステムに乗り換える必要がありました。そこで当社は、業務システム移行先の優先順位として
    ①単価設定で1kg当たりの単価×入り目×数量の計算が可能であること。
    ②価格改定の際、予約機能があること。
    この2点に重点を置き、様々なソフトを検討する中で、s-flowであれば可能であると判断し、採用することに決めました。s-flowはクラウドサービスで提供される販売管理システムで、初期費用はかかりません。無料トライアルもできるため、自社の運用に合うかどうかを試すことができ、わからないことがあればチャット機能を使ったサポートが受けられます。

    別途契約ですが、電話サポートがあるのも魅力でした。質問には丁寧に回答して下さり、時にはこちらからリクエストをすることで、要望にも応えていただける。そんな柔軟な対応もとても気に入っています。


3.導入の効果

  • 「s-flow」導入後はどんなところが改善されましたか?

    s-flowはExcelに似た操作画面のため、感覚的に入力できました。私自身、入社から半年しか経っていませんが、短期間で使い方を覚えられました。新しい取引についてはs-flowに入力し、その情報を活用しています。

    現在は新規案件をs-flowに入力し、過去の実績は旧システムのデータを参照して運用しています。

    s-flowには、見積書や請求書の発行、仕入れ管理・在庫管理機能のほか、API連携やネットバンキング連携機能なども用意されており、支払い処理や経理業務が効率化できます。マスタ設定も簡単で、使いやすいシステムだと思います。
    s-flowでは、あらかじめ改定価格を反映したマスタを作成し、予定日が来たらその価格で帳票を発行することができるため、とても助かっています。

    古いデータを参照する必要があるため現在も旧システムを運用していますが、s-flowにデータが蓄積されれば、旧システムを参照することもなくなるでしょう。そうなれば、さらに運用の工数が削減できるはずです。

    そうして蓄積したデータの活用も視野にいれています。私たちの業務では危険物を取り扱っているため、商品の紛失などのトラブルが発生すると、それが大きな問題に発展してしまう可能性があります。在庫管理は極めて重要な業務ですが、それもs-flowを使って解決できるのではないかと期待しています。

    今は現場の担当者が手作業で計算し在庫管理を行っていますが、s-flowを使って精算・販売管理のデータをきちんと残すことで、システム側で自動的に在庫計算ができるようになるでしょう。データドリブンなプロセスに変えていくことで、棚棚卸しの業務の効率化やより正確な在庫管理をしていきたいですね。

    また、s-flowはすぐに相談できる体制が整っているのもありがたいですね。先日、「品名が見切れてしまうのでどうにかしたい」と相談したところ、すぐに対応してくれました。このサポートがあるから、安心して業務に取り組むことができます。

    当社の業務にs-flowは欠かせないツールとなりつつあります。当社のように既存システムの属人化・ブラックボックス化が課題の企業は、s-flowに相談してみてはいかがでしょうか。